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【おもむき本棚】仁JINが読んだおススメ書籍〜小説編〜


こんにちは。OMOMUKI COMPASSの仁JINです。

GW中は緊急事態宣言の影響で、多くの商業施設や公園が臨時休業。おうち時間を持て余している人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、読書好きの私が今までに読んだオススメ書籍の中から小説編としてまとめてご紹介します。お時間がある方はぜひ読書の参考にしてください。

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おススメ書籍 ~小説編~ 

竜馬がゆく 全八巻

 

言わずと知れた幕末維新の立役者、坂本龍馬の一生を綴った時代小説。黒船来航から始まり大政奉還に至るまで幕末の動乱に日本を駆け巡る龍馬の言動と偉業を全八巻を通して書かれています。

全てが史実通りではない創作であるものの、司馬遼太郎氏が執筆にあたって当日1400万円相当の古文書を購入したともいわれ、その竜馬像は現代の人たちに根強く愛されています。

私自身読書好きになったきっかけの書籍でもあり、お気に入りの一つです。

 

博士の愛した数式

 

事故が原因で記憶が80分しか持たない数学博士とその家に家政婦としてきた私とその息子の心温まる名作物語。 第一回本屋大賞を受賞していて、その人気から映画化もされています。

友愛数オイラーの公式など数学の神秘的な規則や定理が散りばめられていて、3人の穏やかな生活と相まってとても読み応えがありました。読者から選ばれるだけの理由があると思える感動の作品です。

 

舟を編む

舟を編む (光文社文庫)

舟を編む (光文社文庫)

 

 ある辞書編集部が20年余の歳月をかけ辞書を完成させる話。 「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味からこの書名の由来になっていて、一冊の辞書の完成までにたくさんの人の熱意と相当な時間をかけていることに感動しました。

2012年には本屋大賞を受賞しており、その賞にふさわしい書籍だと思います。

 

雷桜

雷桜 (角川文庫)

雷桜 (角川文庫)

 

 

さらわれの身の幼な子であり、野山で育った遊(ゆう)と心の病を抱えた江戸の御三卿である斉道(なりみち)との恋愛時代小説。

要所に出てくる家族愛や人情、藩との間にある瀬田山の自然、登場人物である“遊”の分身とも言える“千畳敷雷桜”など印象に残る場面が多いです。

2010年には映画化もされていて、読書家芸能人のお勧めにもあったので読んでみましたが、「日本版ロミオとジュリエット」と言われるだけある作品だととても感動しました。

 

風の影 上下

風の影 (上)(下)巻セット (集英社文庫)
 

バルセロナを舞台にある少年ダニエルが見つけた一冊の本から始まる数奇なミステリー小説。

謎の作家フリアン・カラックスを巡って繰り広げる事件やストーリーに吸い込まれていく感覚でした。訪れたことのないバルセロナの街並みや登場人物たちの性格、容姿までを細かく想像させる表現力、章を追うごとに過去の事実が明らかになる文章構成など、上下巻通してとても味わい深い作品です。

 

李歐

李歐 (講談社文庫)

李歐 (講談社文庫)

  • 作者:高村 薫
  • 発売日: 1999/02/08
  • メディア: ペーパーバック
 

1992年に刊行された「わが手に拳銃を」を元に書き下ろした小説。美貌の殺し屋「李歐」と裏の世界に片足を置くアルバイトの「一彰」は大阪で起こった殺人事件を機に出会い、乱気流のような物語が始まります。

読み終わった時の清々しさがとても良く、桜の季節に読み返したくなる一冊です。

 

小説 上杉鷹山 上下

小説 上杉鷹山〈上〉 (人物文庫)

小説 上杉鷹山〈上〉 (人物文庫)

  • 作者:童門 冬二
  • 発売日: 1995/11/09
  • メディア: 文庫
 

17歳という若さで米沢藩藩主になった上杉鷹山が、崩壊寸前の藩政を再建するため奮闘する自伝小説。若藩主ながら次々と藩内の改革を推し進め、荒んだ藩や民の心をも甦らせる鷹山の志は、現代のリーダー論や組織にも必要な考えだと深く感動しました。

因みに、上杉鷹山内村鑑三著書の「代表的日本人」に挙げられている一人でもあり、ケネディ米国元大統領が「最も尊敬する日本人」と語った人物でもあります。

 

海賊と呼ばれた男 上下

実在した出光佐三(本作では国岡鋳造)の生涯を綴った小説で当時の国際石油経済の全体像と一企業の在り方を知るのに打って付けの書籍です。

戦前戦後の過酷な時代を生き抜く様と儲けを一切気にせず経営する姿はカリスマ的で道徳を重んじる理念は経営に不向きではなく、人という財産を育てるのに一番の近道だなと上下巻を通して感じました。彼の士魂商才の生涯に感動できる一冊です。

 

 

そして、バトンは渡された

そして、バトンは渡された (文春文庫)

そして、バトンは渡された (文春文庫)

 

父と母が5人いる女子高校生の成長を描く物語。 周りとは全く違う家庭環境で育つ少女の成長から「家族」とは何か、「親子」とは何かを深く考えさせてくれます。

不運とも思える境遇を感じさせない主人公と父親母親たちの心情を見事に書き出していて、読了後の余韻がとても気持ち良い作品です。

 

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

  • 作者:川口俊和
  • 発売日: 2015/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

「過去にも未来にも行けるが、喫茶店の席からは離れることはできず、その制限時間はコーヒーが冷めるまでの間だけ。」時間を行き来できると噂の喫茶店で起こった心温まる物語。2017年本屋大賞にノミネートされた小説で、映画化もされました。

私自身もこんな喫茶店があるのなら、今は亡きおじいちゃんに会って見たいと思いました。

 

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 気になる書籍はあったでしょうか?

皆さんもお気に入りの小説が見つかるといいですね。

ではこの辺で。

 

「あなたのセカイに、趣味のミライを。」

 

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omomuki-compass.hatenablog.com

 

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 (2021年6月27日追記)